こんにちは。wiwiwの山岸です。
昨日発行の日本経済新聞に、興味深い記事が掲載されました。
「都、病院内保育を応援」
このタイトル通り、東京都が、医師や看護師が子供を預ける病院内保育施設の設置を支援すると発表しました。
時期としては2008年度からで、まず対象として6施設に、院内保育施設を新設する費用の三分の二を国と都で補助します。
さらに、都立病院では24時間の院内保育化を検討。
医師や看護師といった、時間の拘束が比較的長い方や不規則な勤務時間の方でも、
子供を預けやすくなります。
この背景には、医療業界での深刻な人手不足問題が垣間見えます。
費用補助の条件として、保育所の広さが一人当たり5平方メートル以上あることや、
保育士が常時いることなどがあります。
ここで問題。
病院内に保育施設を新設する場合、一施設あたりおおよそいくらかかるでしょう?
答えは720~730万円ほど。
仮に730万円の場合、補助費は480万円になるそうです。
(補助費は半分を都が、半分を国が負担します。)
今後のスケジュールとしては、
4月に病院からの募集受付を開始し、5月以降に補助対象を決定となるそうです。
また、民間企業を対象とした事業所内保育所の設置は、既に07年度から補助制度がスタートしており、
設置費用と運営費用の半分が補助されます。
さらに都立病院では保育時間の延長も進めており、ある病院は7:30-19:30だったものが7:30-22:00までに大幅延長されました。
また、杉並区が区内で初めて病時保育室を設置すると発表するなど、保育室の環境が整ってきています。
これからも育児環境向上に向けた施策を、国レベルでバックアップをして行って頂きたいものですね。
参考記事:日本経済新聞 2007年1月10日発行39面 「都、病院内保育を応援」