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待遇にパート差別なし ~モロゾフの例~


みなさんこんにちは。株式会社wiwiwの山岸です。
本日は、先日新聞記事に掲載されました内容を少しだけご紹介させて頂きます。

 

題名でもわかるとおり、ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)を進める上で、
パートなどの非正社員の取り扱いが課題の1つと言われています。

 

その中で、洋菓子のモロゾフは、正社員同様に、育児休業などを取得できる数少ない企業です。
同社のワーク・ライフ・バランスに関する制度は国の定めるものよりも、かなり以前から導入されており、
かつ手厚いのが特徴です。

 

ここでは支援制度の一部をご紹介。

 

〇1967年・・・育児休業制度開始(子供が2歳3ケ月になるまで)
〇1988年・・・看護休暇(連続1ケ月まで可能)開始
〇1990年・・・フレックスタイムと積み立て有給休暇開始
〇1991年・・・産前短時間勤務と育児短時間勤務開始

 

これら支援制度が積極的に取り組まれてきた背景として、「人を大事にする社風がある」と
人事労務専任部長の岩本政則様はおっしゃっています。

 

現在の従業員2000人に対して、うち1200名がパートであり、その9割が女性とのこと。
工場で働く人は以前から女性が圧倒的に多かったため、自然と女性に関する制度が先行した、
という背景もあるようです。
そして70年代から、パート社員も正社員と同じように育児休業が取得できるようになりました。

 

さらに同社は、優秀なパート社員の確保のため、今年4月から、ショートタイム社員制度を導入。
また、2002年から通常のパートであるレギュラーパートの他に、勤続3年以上で専門的な仕事をする
「エキスパート」という従業員区分も設置。
より高い賃金を支給したり、社員への道を開いたりと、さらなる制度改革に乗り出しています。

 

パート、ショートタイム、フルタイムとそれぞれのワーク・ライフ・バランスに沿って働きやすい環境づくりが
成されていれば、その時々の状態に合わせて無理なく働くことが出来、ワーク・ライフ・バランスの
充実にも繋がります。
企業の社員への環境づくりの大切さを、改めて感じた企業の取り組み事例でした。

 

記事:2008年7月29日(火)発行 日本経済新聞 夕刊22面 「待遇にパート差別なし」

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