こんにちは。wiwiwの小林です。
本日付、日本経済新聞 夕刊 9面 「キャリアの軌跡」で弊社社長の山極が紹介されていますのでお知らせいたします。
ぜひ、ご覧いただければ幸いです。
以下、記事抜粋
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「仕事も生活の喜びも共に」
資生堂時代、事業所内保育所カンガルーム汐留を誕生させ、34企業と連携して
ワークライフバランス塾を設立。先駆的な人事施策を実行したことで知られる。
2009年に立教大学大学院の特任教授に転じ、この5月には育児休業の支援サービスを
広く提供する資生堂関連会社wiwiw(ウィウィ)社長に就任した。
「ワークライフバランスの実現は、ライフワーク」と言い切る。こう思い定めたのは
44歳のとき。財団法人21世紀職業財団に出向して両立支援事業を手掛け
「自分の人生の課題とまさしく重なる」と気付いたのだ。
キャリアの出発は美容部員。新潟県の山あいの村で育ち、高校卒業後に長岡市の
百貨店で店頭に立った。間もなく高額化粧品の販売で全国トップ級に躍り出る。
例えば農家の女性に「この香水をお風呂にたらすと、バラの香りに包まれ疲れが
癒やされますよ」と提案した。顧客に幸せをもたらす情報を提供する。
才能を見込んだ上司が、幹部候補向けの研修内容を毎朝講義してくれるようになった。
実績が認められ、21歳で念願の海外勤務の切符を手にする。ニューヨークを拠点に
1年間、全米の販売拠点を回った。あるとき米国人の販売員の自宅に招かれ、
目を見開いた。3人のシングルマザーが助け合いながら子育てをし、
大学に通っていたのだ。親から「女の子だから」と大学進学を反対された山極さんは、
仕事と家庭、さらには学業を両立させようと心に決めた。
帰国後、東京本社に転勤。後に役員となる先輩の山内志津子さんが
3人の子どもを育てながら仕事をする姿を見て意を強くした。
大学の通信課程に入学し、 会社員と学生、母親と何足ものわらじをはく生活が続いた。
早朝にリポートを作成してから出勤。週末に約80回もの試験を受け10年かけて卒業。
その間、新商品をいくつも世に出した。
仕事と個人の生活は対立するものではなく、相乗効果を生み出すもの。
だからこそ、後輩にも「育児で仕事をあきらめないで」と願う。両立可能な社会を
つくるため、まだまだ走り続 ける覚悟だ。