明けましておめでとうございます。
wiwiwの中尾でございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
昨年の12月21日に日本経済新聞社主催、 内閣府・厚生労働省共催、
「女性活躍と企業の経営戦略シンポジウム~女性活躍推進法 本格施行に向けて~」
に参加して参りましたので、一部ですが内容をご紹介いたします。
<基調講演>
■厚生労働省大臣官房審議官(雇用均等・児童家庭、少子化対策担当)吉本 明子氏より
テーマ:「女性活躍推進法について」
来年から施行される女性活躍推進法の背景となる日本の女性の労働の現状と課題についてと、
労働者301人以上の大企業に義務付けられる行動計画の策定についてお話いただきました。
また、女性の活躍は生産性アップと求人の面でも企業に利益をもたらすものであり、
企業の経営戦略として不可欠であることをお話されていました。
近日中にアップ予定ですとお話されていたものがアップされておりましたので共有させていただきます。
取組内容を策定するにあたり活用いただけるツールです。
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000107832.xlsx
一般事業主行動計画策定支援マニュアル
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11900000-Koyoukintoujidoukateikyoku/0000107180.pdf
また、女性活躍推進法認定マークが以下の通り決定されていましたのでこちらも共有いたします。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000107533.html
(段階が上がるごとに色が変わります)
その他、下記4社の取り組み事例について、ポイントをご紹介いたします。
<事例紹介・パネルディスカッション>
■千葉銀行 取締役専務執行役員 大久保 壽一氏より
・一人あたり5時間/月の残業削減に成功
(カエル見える化プロジェクト、家庭の目標と帰る時間の公表実施)
・イクメン・イクママセミナーの実施
・イクボスセミナー開催
・ちばぎんイクメンハンドブック作成
2015年度の男性育休取得率57.9%、今年度は100%にしたいとのこと
仕事も育児も素敵なパパ宣言は100%の提出率!!
・取り組み推進にあたり苦労したこととその成果について
172拠点全てに説明に行き、取組み女性優遇ではないことを伝え続けている点が苦労している点。
成果としては、いかに部下を早く返し成果を上げるかということについて、上司が本気で考えるようになった。
これにより上司が部下の仕事内容をしっかり把握するようになり、マネジメント力のある上司が明確に、
他の上司がそれを目指すようになった。
■SCSK 執行役員 人事グループ 副グループ長 河辺 恵理氏より
・人=財産と考え、4年間活動してきた結果、もう前の働き方には戻れないと社員がいうほど働き方が変わった。
たどり着いたことは「WLBが一番大事である」ということ
・スマートワークチャレンジ20
月の平均残業を20時間が達成できたら、その残業時間代をボーナスで還元
有給休暇取得年20日必須→97.8%の取得率に
・取り組み推進にあたり苦労したこととその成果について
有給100%取得のため、部に一人しかいない状態があり問題になった
→部長・本部長が集まり本気で考え、ワークシェアリングができるように仕組みを変え、協力体制ができるようになった。
■サントリーホールディングス 執行役員 人材開発本部長 折井 雅子氏より
・テレワーク、フレックスタイムを誰もが利用可能に
■三州製菓 代表取締役社長 斉之平 伸一氏より
・一人3役制度の導入により担当が不在時も対応
WBS(ワールドビジネスサテライト)の番組内にて本日1月5日に取り組み内容が放映されるそうです。
このように素晴らしい取り組みをされている各社様ですが、いろいろと苦労する局面を乗り越えての
今を迎えられていることを改めて感じました。
共通しているのは、トップダウンの重要さと、管理職に本気で取り組まなければならない施策にすること、
また一過性で終わらせるのではなく、PDCAサイクルを回していくことです。
女性活躍推進や管理職の意識改革等、お悩みの企業担当者様、お気軽にwiwiwにご相談くださいね。