こんにちは。wiwiw介護アドバイザーの角田です。
子育てと介護に関する法律として、「育児・介護休業法」があります。
この法律は、育児・介護を行う男女労働者が、その能力を発揮し充実した職業生活をおくれること、
家族の一因として家庭生活でもその役割を果たせることを基本理念にしています。
育児・介護を女性が行う割合は高いですが、法律上は男女平等で、イクメンが話題になるなど、
ケア役割は女性が担うべきという規範が変化してきたことを感じます。
一方、育児と介護、この二つを比較した場合、似た部分もありますが
介護の悩みを聴く立場からは、全然違う面が見えてきます。
それは、「成長の過程を見守る楽しみ」と「喪失の過程を見守る悲しみ」の違いだと思います。
子どもはだんだんオムツが外れ、「1人でできたの」と喜び合いますが、
高齢者は「もうオムツをするしかない」と諦めていくのです。
また、生まれてすぐに自分の足で立つ動物と違い、人間には育ててもらう期間が必要です。
ですから全員が育児をしてもらったはずですし、子どもを産んだら育てなければなりません。
介護はどうかというと、突然死をした人には介護期間がないので、
全員が介護を受けたり介護をするわけではありません。
突然死がよいかどうかはケースバイケースですが、できれば介護されたくないし、
介護しないですむといいなあと願っているのではないでしょうか。
人生のスタートとゴールにある家族をどうケアするか。
仕事をしながら乗り切るための法律ができたことは、大きな進歩だと思っています。
つのちゃん
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