おはようございます。wiwiw介護アドバイザーの角田です。
今や、介護保険サービス無しで介護を乗り切るのは難しいのではないかと思うほど、介護保険制度は定着してきました。
この制度は2000年4月に施行され、3年毎に介護報酬を見直すことになっており、この4月にも、保険料や介護サービスの料金が改定されました。
ところで、このブログを読んでくださっている皆さんは、ご自分も介護保険料を支払っていることをご存知でしたか。
40歳~64歳までは、医療保険の保険料と一緒に徴収されています。65歳以上の方は、お住まいの市区町村が、年収に応じた保険料を年金から引き落としています。
これは、ある意味で税金と同じです。違うのは、介護のためにだけ使われることが明確であるということです。
65歳以上の人が支払う保険料の全国平均は、2000~2002年は2,911円でした。それが、3年ごとに上昇して、2009~2011年は4,160円になり、今期は5,000円程度になると予想されています。介護サービスを利用していないのに毎月5,000円も支払うのは納得できないという声が上がってもよいと思うのですが、大きな反対論にならないのはなぜでしょうか。
それは、医療保険と同じで、いつかその日が来るかもしれないという不安があるからではないでしょうか。
今回の改訂は、診療報酬との同時改定だったため、医療と介護の役割分担と連携強化が盛り込まれました。医師や看護師やリハビリの専門職が介護保険のケアマネジャーや介護サービス提供責任者と協力して、施設や在宅での暮らしを支えていこうという方向性が打ち出されています。
この時期、新聞や雑誌に介護保険の特集記事が載ったり、インターネットで取り上げられることも増えています。
実際に介護サービスを利用している方はもちろん予備軍の方も、面倒だからと素通りしないで、そのような情報に触れてみてください。
その中から、国の財政や消費税のこと、超高齢社会である日本の行方が見えてくるかもしれません。
つのちゃん
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