こんにちは。wiwiw介護アドバイザーの角田です。
5月21日の金環日食をご覧になりましたか。
私は、自宅のベランダから太陽観察専用メガネで、輪がつながる瞬間から途切れるまで感動しながら見続けました。
今回の天体ショーを通じて、宇宙の時間が悠久であること、
そして人間の一生もちっぽけではかないけれど宇宙のサイクルの一部であると感じました。
東京では、1839年9月8日以来であり、次に見られるのは2313年4月8日だそうです。
1839年は今から173年前で江戸時代でした。2313年は301年後で、今生きている人は誰も生きてはいないでしょう。
2012年にたまたま生存し東京にいたから金環日食を見られたという偶然に感謝したい気持ちです。
天体が規則的に動いているように、人間も親から生まれて、子どもを産んで、親が死んで、自分が死んで・・・
(人間が長生きするようになり、孫やひ孫の誕生を経験する人も増えています)。このサイクルを繰り返しながら何千年も存続してきました。
自分につながるサイクルがあったから今生きているということに思いを馳せると、親を介護して看取ることもそのサイクルの一部だと思えてきます。
人間のもっとも大切な役割は命をつなぐことです。自分の子どもに限定するのではなく、世代間でつないでいくことが重要です。
そのつなぎ目に、介護と看取りがあります。
金環日食をきっかけに、介護をごく個人的な事象としてではなく、人間の普遍的な営みとして広く大きく考えてみたいなあと思うようになりました。
実は、北海道では、2030年6月1日に金環日食を観察できるそうです。
今回見逃した皆さん、18年後、北海道で太陽のリングを楽しんではいかがですか。そのとき、自分の一生を振り返ってみてくださいね。
つのちゃん
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