おはようございます。wiwiwの小林です。
国の女性活躍推進の取り組みと同様に、
経済同友会でも、女性の活躍推進への取り組みが本格化してまいりました!
経済同友会のの人材育成・活用委員会では
5月下旬に【「意思決定ボード」のダイバーシティに向けた経営者の行動宣言】を発表。
日本が、継続的にイノベーションを起こし、グローバル競争に向かっていくために欠かせない取り組みの1つとして
「女性の管理職・役員への登用・活用」にフォーカスし、具体的施策を宣言しています。
========================================
◆意思決定ボードのダイバーシティに向けた経営者の行動宣言
~競争力としての女性管理職・役員の登用・活用~
http://www.doyukai.or.jp/policyproposals/articles/2012/pdf/120528a.pdf
========================================
上記宣言の中の「ステークホルダー別の施策(P13-P18)」は、特に必見です。
人事担当者、女性活躍・ダイバーシティ推進担当者の方も
今後の取り組みを計画したり、制度を構築する上で、外せない考え方となるに違いありません。
以下、施策の概要をご紹介します。
◆経営者が行うこと◆
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
[短期]
1.「意思決定ボード」への女性登用・活用を宣言し、数値目標を掲げ、
数値目標を含めた現状をIR やCSR レポートなどで公開する.
2.経営トップ主導で、推進時期を明示した女性登用・活用推進組織を組み
数値目標に対する成果を測定し、PDCA サイクルを回していく.
[短期~中期]
3.軌道に乗るまでの一定期間は、数値目標と達成時期を掲げ推進する
(ゴール&タイムテーブル方式)にてポジティブアクション19を行う.
◆企業が行うこと◆
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
[短期]
1.“仕事の免除”から“仕事の継続”を支援する両立支援施策へ移行する.
2.女性登用・活用を中間管理職の評価基準に加え、意識改革を行う.
3.キャリア段階に応じ、最適なキャリアアップ支援策を実施し、
選抜型のリーダーシップ育成機会にも積極的に女性を送り出す.
[短期~長期]
4.徹底的な実力主義を貫き、一定の能力が認められれば、女性に対しても重要な職務・職責を与える.
5.業務、評価の“見える化”を進め、ワーク・ライフ・マネジメント20を可能にする働き方を推進する.
[中期~長期]
6.男性社員の育児休暇取得率を向上させる.
◆個人が行うこと◆
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
[短期~長期]
1.女性はキャリアを積む決意を持ち、自律的にキャリア形成を行う.
2.男性は自ら家事・育児に参画する.
◆行政が行うこと◆
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
[中期]
1.政府は、引き続き、「2020 年までに指導的地位に占める女性の割合を30%とする」を目標として掲げ、推進する.
2.女性の職業選択に中立的な税・社会保障制度への改革を行う.
3.学校教育の場を、真の意味で、個性を尊重し、性別役割意識から脱皮する場へ転換する.
◆社会が行うこと◆
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
[中期]
1.ダイバーシティ進行度を企業評価の基準に加える.
2.顧客や消費者として、非合理的な権利意識を改める.
◆同友会が行うこと◆
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
[短期~中期]
1.会員企業における女性管理職・役員の登用・活用状況を、定点的にモニタリングし
各社のノウハウ共有を行う.
経済同友会の人材育成・活用委員会のメンバーには、株式会社wiwiwが所属する
ネットラーニンググループの代表 岸田も参加してしています。