こんにちは。wiwiw介護アドバイザーの角田です。
ロンドンオリンピックが終わりました。
クラスで、学校で、地域の大会で一番になるのも大変なのに、日本の代表としてオリンピックで戦うことがいかに壮大なことか。
それを一緒に味わいたくて、ハラハラドキドキ、うれし涙と悔し涙を流した19日間でした。
38個ものメダルを獲得した団体・個人の皆さんと、メダルには手が届かなかったけれど精一杯活躍された皆さんに、感謝の気持ちで一杯です。
個人的には、なでしこがアメリカに負けて、男子サッカーが韓国に負けて、
そのもやもやを女子バレーの銅メダルが晴らしてくれたことが一番印象に残っています。
今回は、時差があったために、すべての競技をライブで観ることは難しかったと思います。
前回の北京オリンピックは時差がマイナス1時間で、日本人には恵まれた大会でした。
鳥の巣とよばれた競技場で、熱戦が繰り広げられました。
私は、北京オリンピックの期間中に受けた相談のことを思い出していました。
「オリンピックがあって、私は救われました。
がんばっている選手を見ていると、介護の嫌なことを全部忘れられます。
テレビに向って大きな声を出して、喜んだりがっかりしたり。こんなにに興奮したのは母の介護が始まってから初めてです。
日本人選手がメダルを取るたびに、母のベッドに行って、『ヤッタネ』と母の手を握って喜び合っています。
母のことが昔から苦手で、介助以外で母の手を取ったことなんて無かったのに。
母も、私が喜んでいるからご機嫌です。これもオリンピックのお陰です」
この娘さん、ロンドンオリンピックをどこでどのようにご覧になったでしょうか。
また興奮して、お母さんと手を取り合っていたでしょうか。
それとも、お母さんのいる施設か病院のテレビでご覧になったでしょうか。それとも・・・
4年に一度のオリンピック。
今つらくても、4年後のリオデジャネイロの時は・・・と考えると、
少しやさしくなれる気がしませんか。
つのちゃん
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