wiwiw介護アドバイザーの角田です。
介護は情報戦といわれます。
たとえば、親御さんに入ってもらう施設をどのように探したらいいでしょうか。
まずは、市区町村役場の高齢者担当窓口や地域包括支援センターに出向いて、施設や有料老人ホームの一覧表やパンフレットを見せてもらいましょう。職員は公的な立場なので、地域に密着した情報提供はできますが、ここはいい、ここはダメといった価値判断に基づいたアドバイスはできないそうです。
また、書店に行くと、高齢者の住まいや施設の特集を組んだ雑誌や書籍が売っています。
これらは、紙ベースの情報なので、高齢者には安心感があるでしょう。
インターネットで施設の情報を得ることもできます。全国の施設を探すことができるので、大変便利です。
インターネットで検索していると、施設紹介を業として行っている会社や団体があることに気づきます。住まいや施設に関する専門知識や紹介実績をもった相談員が相談に応じてくれるところもあります。
相談料や紹介料は無料で、成約したら施設から紹介料をもらう仕組みになっているところが多いです。一部でしょうが、紹介料の高い老人ホームから紹介されたと話す人がいました。
紹介サービスを上手に活用するためには、相談員の言いなりになるのではなく、親御さんや家族の希望をある程度詰めておいて、条件に合うところを探してもらうようにするといいでしょう。
要介護2で介護保険サービスを利用していた義父の場合、ケアマネジャーが、「そろそろ一人暮らしは難しいと思いますよ。施設を考えたほうがいいのではないでしょうか」と助言してくれました。そして、地域にある入居可能なサービス付き高齢者向け住宅や介護老人保健施設を紹介してくれました。
その中からいくつかを選んで見学に行き、ここならいいかと思えるところに申し込みをしました。ケアマネジャーからの情報は、信頼できると思えたのでありがたかったです。
年末年始、郷里に帰って、同窓会や友人と会う機会がある人もいると思います。そのような席で、親が施設にいるという友人がいたら、将来自分の親もその施設にお世話になる可能性があると考えて、話を聞かせてもらいましょう。
実際に入所している人やその家族から話をきくことができたら、一番有益な情報になるでしょう。
つのちゃん
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