こんにちは。wiwiw介護アドバイザーの角田です。
消費税が8%になって、介護保険サービスの利用料や要介護度別の支給限度額がスライドして上がりました。3月と同じようにサービスを利用したのに請求額が増えたと思われる方も多いのではないでしょうか。
負担増といえば、6月18日に、介護保険改革法案が参議院を通過して、「地域医療・介護推進法案」が成立しました。
その中身のポイントですが、
①280万円(夫婦では359万円)の年収のある高齢者は、介護保険サービスの利用者負担が2割になる。
②要支援1・2の人向けのサービスを介護保険から外し、市区町村が独自に運営する。
③特別養護老人ホームに新規入所できるのは要介護3以上。
④低所得の人が介護保険施設に入所している場合、単身で1千万円以上の預貯金があると食費と居住費の補助が受けられなくなる。
介護保険サービスを利用して少しでも自立した暮らしをと望む高齢者や、施設に預けて介護はプロに精神的な支えを家族でと思っている家族にとっては不利益を被る改革になっています。
一方で、増え続ける要介護高齢者を支えるために支払われる保険料と税金は2000年4月の予想をはるかに上回り、このままでは65歳以上の人が納める保険料の月平均額は現在の5千円から8千円~1万円になるのは時間の問題とも言われていました。
年金額は今年も減額され、介護保険料は上がり、消費税も上がり・・・
超高齢社会がクローズアップされていますが、国の将来を支える子どもが減っている少子化の問題も深刻です。安心して子供を産み育てられるように、子どもにももっと税金が投入されるようになってほしい・・
こんなに文明が進んで便利になったのに、不安な空気が漂っている日本。梅雨が明けたらスカッとした青空が見たいですね。
つのちゃん
最新記事 by つのちゃん (全て見る)
- 住まいのエンディングノート - 2024.11.01
- 最期をどこで迎えるか - 2024.09.30
- MCI(軽度認知障害)を知っていますか - 2024.09.02