こんにちは。wiwiw介護アドバイザーの角田です。
2013年9月のブログで、フランスから来日されたイヴ・ジネストさんから
ユマニチュードという認知症ケアの技法を習ったことを書きました。
その後、NHKのクローズアップ現代で取り上げられ、
2014年7月20日放送のNHKスペシャル「“認知症800万人”時代 認知症をくい止めろ~ここまで来た!世界の最前線」の中で、
ジネストさんが実演する様子が紹介されました。
今、介護関連の書籍を扱っている書店に行ってみてください。
「ユマニチュード入門」という本が山積みになっていて、
6月中旬発売なのにすでに6万部売れたそうです。
ユマニチュードの基本である
1.見つめる
2.話し掛ける
3.触れる
4.立つ
をジネストさんや技法を習得した医療職が
認知症の人に行うと、認知症の人が穏やかになり、笑顔になり、自信を取り戻していく様子を見て、
「魔法のようだ」と言った人や感動して涙を流した人もいます。
「ユマニチュードは看護の基本であり、目新しいものではない。私たちはそれを実践してきた」とおっしゃる看護師さんがいます。
一方で、他の病気を治療するために入院した認知症の患者さんのおむつを替えようとして腕に噛みつかれたり、
入浴介助を拒まれたり、
大声で怒鳴られたりと、
看護師としての自信を失いかけていた看護師さんにとっては、
学校で習った基本を思い出させてくれるケアメソッドだそうです。
介護や看護をマニュアル化することには異存がありますが、
誰もが自学自習することができるのであれば、
在宅介護をする上で大いに役に立つのではないでしょうか。
ユマニチュードについて、関心を持っていただければと思います。
つのちゃん
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