こんにちは。wiwiw介護アドバイザーの角田です。
アルツハイマー型認知症は、脳の中にアミロイドβやタウ蛋白といった蛋白質が蓄積し、
それらが脳の神経細胞を死滅させることによって起こる認知症です。
なぜ、そのような異常な蛋白質が蓄積するのかはいまだに解明されていないため、決定的な治療薬や予防法は見つかっていません。
ただし、一定数の高齢者を追跡調査したところ、週3回以上運動していた高齢者は、
有意にアルツハイマー病の発症率が低いという結果が出ました。
これにより、運動はアルツハイマー病の予防に効果があると言われています。
もの忘れが激しくなり、今までできていた行動ができなくなり、場所や時間がわからなくなるなど、
日常生活に支障が出るようになって初めて、アルツハイマー型認知症を発症したと診断されます。
そのときには相応の神経細胞が死滅していると思われ、それは異常な蛋白質がかなり蓄積しているということです。
そこで、いつ頃からそれらが蓄積し始め、何年位でアルツハイマー型認知症を発症するのかと信頼する認知症専門医に質問しました。
すると、「発症した年齢の20年前から蓄積し始めているという海外の論文があるから、75歳で発症した人は55歳からになるね」とのこと。
そうかあ・・・
アルツハイマー病に関しては、ある日突然発症するのではなく、それなりの準備期間(?)があって、
すでに私の脳にも蓄積し始めているかもしれないと思いました。
私も週3回運動しなければ・・・
でも、3日坊主の私は、何年も続いている運動や健康法はありません。
特にこれをしたいというスポーツもないし・・・
そのとき思い出したのが母の姿です。
母は1階に寝室を移した後も、タンスや鏡台等は2階に置いたままでした。
「これが必要、あれをもってくる」と1日に何度も何度も2階に上がって行くので、「タンスを1階に下せばいいのに」と言ったら、
「階段の上り下りが私の運動なの。このおかげで駅の階段も苦にならないわ」
そこで、私も、エレベーターやエスカレーターではなく階段を使う、
駅の階段などで人が少ないときは2段上がりをすることを実行してみようと思い立ちました。
つい楽な方を選んでいましたが、これが運動だと思えば見方が変わります。
ダンベル体操をするつもりで、重い荷物を手で持ち運びます。
バランスボールを使うつもりで、バスや電車の中でどこにもつかまらずに立つことにします。
ジョギングやウォーキングだと思って、日頃から小走りで歩くことにします。
そういえば、子どもを抱っこしたりおんぶしたりしていた頃、いつの間にか腕に筋肉がついていたなあ・・・
つのちゃん
最新記事 by つのちゃん (全て見る)
- 住まいのエンディングノート - 2024.11.01
- 最期をどこで迎えるか - 2024.09.30
- MCI(軽度認知障害)を知っていますか - 2024.09.02