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症状が出ない感染者へのお願い


介護アドバイザーの角田です。

 

私が小学校低学年の時、給食が原因の食中毒が起き、臨時休校になったことがあります。

腹痛、嘔吐、下痢の症状に苦しむクラスメートは大変だったと思いますが、何の症状も出なかった私は、休校を喜んだ記憶があります。

同じものを食べたのになぜ症状が出なかったのだろう。口に入った食中毒菌が少なかったのか、食中毒菌をやっつける力があったのか、今でも不思議です。

食中毒といっても、全員に症状が出るとは限らないのだと思いました。

 

また、知人が、数年前に夫婦で中国へのパック旅行に行ってきました。

同じツアーに男子大学生のグループがいて、旅行中お腹を壊して何度もトイレに駆け込んでいたとか。中高年の旅行者にはそのようなことはなく、皆中華料理を堪能していたそうです。

知人は、「若い子は衛生的な環境で育ちすぎて、雑菌に対する抵抗力がないんじゃないか」と言っていました。

 

新型コロナウィルスに感染しても症状が出ない人がいるときくと、結びつけるには無理があると思いつつ、これらのことを思い出してしまいます。

 

PCR検査や抗原検査(抗体検査とは別物)で、鼻やのどの奥の体液や唾液の中に新型コロナウィルスが検出されると「陽性」になります。陽性になった人は「感染者」と呼ばれます。

 

感染者がくしゃみをした飛沫がテーブルの上に落ちてきて、その飛沫を綿棒で拭ってPCR検査をすると、コロナウィルスが検出されるでしょう。このテーブルは「感染者」ですね。

 

何が言いたいかというと、新規感染者といっても、コロナウィルスによる様々な症状がすでに出ている人と、テーブルの例のようにウィルスがいることがわかっただけの人がいるのです。

 

後者は、免疫力や抵抗力が強くてウィルスが身体に悪さをする前にウィルスをやっつけてしまうので何の症状も出ない人と、これからウィルスによる症状に苦しめられる人に分かれます。

 

免疫力は20歳を頂点に、40歳で20歳のころの半分、70歳では20歳のころの1割というデータがあります。

若い人に無症状の人が多いというのはこのことから説明できます。

 

ただし、若いから大丈夫とはいえません。基礎疾患があったり、日頃のストレスから免疫力が落ちていれば、発症します。

 

そして、このコロナウィルスが厄介なのは、症状が出ない人がウィルスをまき散らすのです。

元気だから街に出かけて、三密を気にしないで過ごして、重症化しやすい人にウィルスを移す、これが怖いのです。

 

日本ではコロナ感染者数が収束状態になりつつあるという報道を目にしますが、これから寒くなるとどうなるか先は見えません。

 

とにかくウィルスを広めないために何ができるかを一人ひとりが考えて行動しましょう。

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つのちゃん

介護家族のご相談をたくさん受けてきて、いろいろ学ばせていただきました。それを皆さんにお返ししたいなと思っています。

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