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コロナ禍と在宅介護


介護アドバイザーの角田です 。

 

新型コロナワクチン接種が始まりました。2月から医療従事者を対象に、4月からは65歳以上の高齢者3600万人の接種が予定されています。ワクチンが効いて、コロナに感染しにくくなるとともに、感染しても重症化しないで済むといいですね。

 

海外の話ですが、保育園に実習に来ていた大学生が新型コロナ陽性だったことがわかり、濃厚接触した園児に感染が広がってしまいました。陽性になった園児たちはほぼ無症状だったのですが、園児から感染した両親や祖父母は症状が強く出て苦しんだ人が多かったとか。

 

同じコロナウィルスに感染しても子どもは重症化しないのに、大人、特に高齢者が重症化しやすいのはなぜなのでしょう。

 

この疑問に対し、子供はBCGを始め10種位ワクチンを接種するので、ワクチンを打つたびに自然免疫が訓練されて強くなり、新型コロナに対しても免疫力が発揮されるのではないかという説があるそうです。

 

ワクチン接種から年月が経ってしまっている高齢者は、肺炎球菌ワクチンや帯状疱疹ワクチン、インフルエンザワクチンを積極的に接種して、自然免疫力の訓練をしておくといいと専門家がコメントしていました。

 

インフルエンザワクチンはコロナには全く効かないと聞いていましたが、自然免疫力を強化してくれるのかと、昨年秋に接種した私はうれしくなりました。

 

 

日本でコロナワクチンの効果が実証されるまでにはまだ月日がかかりそうです。その間も高齢者の介護は続きますので、コロナ禍での在宅介護の注意点を改めて考えてみました。

 

高齢者によっては、感染予防策の必要性を理解できないか忘れてしまうことがあります。

そんなときは、過度に強制して精神的ストレスを与えるよりも、感染リスクの高い家族のほうが、不織布マスクの装着、手洗いや手指の消毒、手に触れる部分の消毒、定期的な換気を心掛けましょう。

 

特に高齢者と接する前には必ず手を洗うことを習慣化すること。ゴム手袋を利用する場合、手袋をした安心感から手洗いをおろそかにしないことが大事だそうです。

 

 

家族が在宅勤務中は、デイサービスの利用を控えがちになります。高齢者がこれまで利用していたデイサービスに行かなくなると、体を動かしたり人と話したりする機会が減って、身体能力とともに認知機能が落ちることが問題になっています。

 

ケアマネジャーとよく相談して、感染予防に努めている介護事業所のデイサービスやショトステイを積極的に利用することをお勧めします。

 

また、訪問系サービスについても、在宅勤務時は仕事に集中するため介護はできないとケアマネジャーに話して、利用するようにしましょう。

 

 

また、ほとんどの高齢者施設では、家族がコロナウィルスを持ち込むのを恐れて、面会を禁止しています。

家族と会えない寂しさを埋めるのに、手紙が見直されています。手紙は何度でも読み返せますし、同封された写真や孫の絵を壁に貼って、毎日見ている高齢者もいます。

職員がオンライン面会やビデオメッセージを見られるように手配してくれる施設も増えていますので、要望してみましょう。

 

 

コロナ禍でも、生活のリズムを保ち、散歩や体操、家事など高齢者本人にできることを一緒に探して実行しましょう。

皆で元気にコロナ禍を乗り切れるといいですね。

 

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つのちゃん

介護家族のご相談をたくさん受けてきて、いろいろ学ばせていただきました。それを皆さんにお返ししたいなと思っています。

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