wiwiw介護アドバイザーの角田です。
安倍首相が、11月10日の第2回未来投資会議で、「団塊の世代が75歳を迎える2025年は、すぐそこに迫っています。“健康寿命”を延ばすことが、喫緊の課題です」と述べました。
健康寿命とは、心身ともに健康で自立して生活できる期間だそうです。
2013年の日本の健康寿命は、男性71.19歳、女性74.21歳でした。
親御さんがこの年齢までなら、多くの方が「うちの親は元気です」といえるのでしょう。
一方で、2013年の平均寿命は、男性80.21歳、女性86.61歳。
健康寿命と平均寿命の差(男性9.02年、女性12.40年)は、”健康に問題が生じ日常生活に支援が必要な期間”ということになります。
この期間をできるだけ短くすることが、社会保障費(医療保険・介護保険)の最大の軽減策になります。
また、介護離職を防ぐには、親を介護状態にさせないことが一番ですよね。
安倍首相はこれらのことを意図していると思いますが、長生きするなら健康で長生きしたいというのは皆の願いです。
「健康寿命を80歳に」というスローガンを見たことがありますが、では、どうしたら健康寿命を延ばせるのでしょうか。
それには、①運動、②食事と口腔ケア、③頭を使う の三つがポイントだそうです。
聖路加国際病院名誉院長の日野原重明先生は、定期的に健康診断を受けて、病気の予兆に気づいて対処することが大事だとおっしゃっていました。
併せて、骨折は介護のきっかけになりますので、つまずいて転倒しないように家の中の整理整頓を心掛けましょう。
親御さんのためにもご自分のためにも、健康寿命を延ばす暮らしを目指したいですね。
つのちゃん
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