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よい施設の見分け方


介護アドバイザーの角田です。

 

在宅介護が難しくなって施設入所を検討するご家族は多いと思います。

インターネットで施設の情報を集めたり、地域包括支援センターや役所に出向いて一覧表や施設のパンフレットを閲覧したりして、入れそうな施設を探します。

 

そして、候補を絞ったら予約をして見学しましょう。

1カ所見学して「ここでいいや」は早計すぎます。

最低でも3カ所見学すると、良し悪しの見分けができるようになるそうです。

 

仕事でたくさんの病院を視察した人の話です。

外来の入り口から中に入った瞬間、この病院に入院したい、入院したくないの判断がつくようになったとか。

 

何を見てそう感じるのでしょう。

 

それはスタッフの目線だそうです。

 

病院のスタッフ(医師、看護師、職員等)が、外来の待合室にいる患者さんに目配りしながら通り過ぎていれば大丈夫。会釈をしたり声をかけたりしていれば、なお安心とのこと。

反対に、患者さんには目もくれずまっすぐ前を見て急いで歩く人ばかりだと心配になるそうです。

 

ここまで書いて、 Kさんのことを思い出しました。

シルバー人材センターの派遣で近所の公立中学校の校舎内外の清掃をしていたKさん。

生徒が気持ちよく勉強できるように、とことんきれいにしようと努力されていました。

道路から見える窓はいつもピッカピカで落ち葉も雑草もなかったですね。

そして、どの中学生にもお孫さんに接するように声をかけていらっしゃいました。

 

Kさんの奥様は、「校長先生にあいさつしない生徒でもうちの主人には『おはようございます』『さようなら』と言ってくれるんですって」とKさんが仕事熱心すぎて困るとこぼしながら嬉しそうでした。

 

中学生の心に Kさんの思いは届いていたと思います。そんな大人が見守ってくれる中学校はいいですね。

 

施設も病院も同じ。スタッフが一生懸命かどうかは皆に伝わります。

施設に見学に行ったら、スタッフが入所者に温かい目を向けているかを見てきてくださいね。

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つのちゃん

介護家族のご相談をたくさん受けてきて、いろいろ学ばせていただきました。それを皆さんにお返ししたいなと思っています。

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