wiwiw介護アドバイザーの角田です。
ワーク・ライフ・バランスを考えるとき、あなたにとって介護は「ライフ」ですか。
家族を介護することは、確かに私生活にあたります。
プライベートなことを職場に持ち込んではいけないと考える人は、介護していることを誰にも伝えられず、隠れ介護状態になりがちです。
そうして介護をひとりで抱え込んだ結果、介護離職に追い込まれる人が後を絶ちません。
介護離職は、その本人だけではなく、会社にとっても、社会にとっても大きなリスクとなっています。
そこで、介護をプロジェクトとして捉え、ケアマネジャーを中心にケアチームで介護することをおすすめします。
たくさんの人が介護にかかわり、Plan:計画、Do:実行、Check:評価、Action:改善のPDCAサイクルで取り組む「ワーク」として、介護を見直してみてはいかがでしょう。
そのときは、あなたにとってのライフは、あなたの生命、生涯、人生と広がりをもってきます。
では、あなたにとってキャリアとは何ですか。
キャリア官僚・キャリアウーマンなど、専門性をもってバリバリ働く人というイメージが先行しているかもしれません。
キャリアには、職業とそれに付随するさまざまな要素、経験、地位、資格、業績、学歴・学位、能力、技能・知識などが総合的に含まれています。
これらは狭義のキャリアで、広義のキャリアは、個人の人生とその生き方そのものと、その表現方法であると考えられています。
文部科学省の「キャリア教育の推進 報告書」によると、キャリアは「個々人が、生涯にわたって遂行するさまざまな経験の累積(立場や役割の連鎖):その過程における自己と働くこととの関係づけや価値づけの累積」と定義されています。
働くことを含めて積み上げてきた経験のすべてが、キャリアになるのです。
あなたが家族の介護をするときに、仕事との両立は大変重要なことです。
両立を可能にする働き方や介護方法について、研究成果を活かして支援させていただきます。
同時に、趣味や資格を活かした活動、ボランティア、地域活動、家庭内での仕事など広範なキャリアと両立させることと、介護の経験を仕事に活かすことも応援させていただきます。
キャリアと介護を両立させて、より豊かな人生を目指してみませんか。
つのちゃん
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