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医師、看護師、薬剤師に家に来てもらう


介護アドバイザーの角田です。

 

要介護2の父が救急搬送されて入院しました。

適切な治療で症状が落ち着き、1週間で退院できることになりました。

退院前に、病院の看護師、ケアマネジャー、家族が病院内の1室に集まって「ケアカンファレンス」が
開かれました。

話し合いの結果、父は自宅に戻り今後は訪問診療を受けることになりました。

 

皆さんは訪問診療と往診の違いを知っていますか。

 

医師が患者の自宅を訪問して診療する点では同じですが、訪問診療は「第2・第4火曜日の午前11時」
というように定期的に診療を行います。

往診は、突発的な病気やケガのときに、患者からの要請でその都度の診療になります。

 

父のかかりつけの病院は訪問診療を行っていなかったため、ケアマネジャーに紹介された新しい病院と
契約して医師が家に来てくれることになりました。

担当になった若い医師は、病状などをよく説明してくれ、こちらの言うことをよく聞いてくれます。

病院の外来では、予約して行っても待ち時間が長く、診察は短時間で医師とゆっくり話すゆとりはなかったので、訪問診療では落ち着いて話ができると父は喜んでいます。

「回復の見込みがないときは延命治療はしないでほしい」ということを、父が具体的に伝えると医師が
「わかりました」と明言してくれたので安心したそうです。

 

医師が処方した薬の情報は、医師から薬局にオンラインで伝えられ、薬局の薬剤師が自宅に届けてくれ
ます。薬剤師は壁に張られた「お薬カレンダー※」に仕分けして入れてくれるので大助かりです。

 

診療費用と薬代はすべて銀行口座引き落としなので、現金のやり取りは不要です。

 

以上は医療保険を使った支援です。

 

これに加えて、介護保険の訪問看護サービスを受け始めました。

週に2回、看護師が体調管理のために来てくれますが、父は看護師と医療や介護以外の世間話や自分の趣味の話などができると楽しそうです。

 

家に他人が来ることを良しとしなかった父が、こんなに変わるとは。

 

仕事と介護を両立させるためには、家族だけで介護を抱え込むのではなく、たくさんの人に手助けして
もらうことが大切です。

医療の専門家がケアチームに加わってくれてとても心強いです。

今回の入院を機に医療サービスの利用を開始しましたが、もっと早くから利用していたらよかったと
思います。

 

皆さんも、検討してみてくださいね。

 

※お薬カレンダー:父が利用しているのは、1週間、1日4回、それぞれの枠にポケットがついていて、
ポケットに薬を入れる壁掛けタイプ

 

あさ ひる よる ねる前

 

 

 

 

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つのちゃん

介護家族のご相談をたくさん受けてきて、いろいろ学ばせていただきました。それを皆さんにお返ししたいなと思っています。

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