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高齢者の熱中症対策


介護アドバイザーの角田です。

 

高温多湿な毎日、こんなときは熱中症にかかりやすくなります。

熱中症は、体の深部体温が下がらない状態のことで、重症になると命を失います。

 

熱中症にならないためには室温は28度以下が望ましいとのことで、

それよりも10度も高くなる恐ろしい猛暑ですので、エアコンは欠かせません。

 

ところが、高齢者の中には「エアコンの風が嫌い」「電気代がもったいない」などと言って、30度を超えてもエアコンをつけない人がいます。

寒暖を感じる脳の神経が弱っていて、本当に暑さを感じない人もいますが、身体はSOSを出しているはず

です。

「電気代と命どちらが大切なの」と説得しましょう。

スマホでエアコンの運転と停止、設定の変更ができるエアコンもありますので、子どもが遠隔操作をする

のもいいと思います。

 

エアコンの豆知識ですが、30分くらい家を留守にするときは、エアコンはかけたまま外出したほうが、

電気代の節約になるそうです。

また、エアコンを一晩中つけて寝たほうが、暑くて目を覚ましてまたエアコンをつけてを繰り返すよりも

熟睡できるとか。

その際は、体を冷やさないようにパジャマやかける寝具を工夫することが必要です。

 

あわせて、熱中症を予防するには、小まめな水分と塩分補給が大切です。

 

私の子どもが幼かった頃、下痢から脱水症になってしまったことがあります。

医師に何を飲ませていたかと聞かれたので、麦茶と答えたところ、麦茶は塩分が含まれていないから、

ポカリスエットなどのスポーツ飲料を飲ませなさいと言われました。

今なら常識かもしれませんが、当時の私にはその知識がなく、子どもにかわいそうなことをしてしまい

ました。

 

今、脱水症に適した飲料として、スポーツドリンクだけではなく経口補水液というものも売っています。

スポーツドリンクはナトリウムやカリウムが少なくて糖分が多いので、スポーツ後のエネルギー補給に

適していて、経口補水液は糖分が少なくて電解質濃度が高いので、脱水症状を素早く改善するのに適して

います。

塩分や糖分を制限されている場合は、かかりつけのお医者さんに飲んでいいかを聞いてみるといい

でしょう。

WHOが人工甘味料のアステルパームに発がん性の可能性があるとしたニュースも気になります。

 

ところで、大人が一日に摂取する水分量は2リットルが目安と言われ、食事に含まれている水分を除くと、1.5リットルの飲料を飲むといいそうです。

暑いので冷たい飲み物をたっぷり飲んでいると、お腹が冷えて胃腸の具合を悪くする人がいます。

最近は、コンビニや一部の自動販売機では、常温の飲み物を売っていますので、冷え冷えの飲み物よりも

胃腸にやさしいかもしれません。

ただし、熱中症対策で体を冷やしたいときは、冷たいほうがいいですね。

 

夏休みに親御さんを久し振りに訪ねる方もいらっしゃるでしょう。

そのときに元気にお会いできるように、熱中症対策の話を電話でしてみませんか。

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つのちゃん

介護家族のご相談をたくさん受けてきて、いろいろ学ばせていただきました。それを皆さんにお返ししたいなと思っています。

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