介護アドバイザーの角田です。
父が亡くなってから2か月。
いろいろ後悔はありますが、中でも最後の電話に出られなかったことが心残りです。
父は同室の患者さんの迷惑にならないよう、病院のホールから子どもたちに電話をかけてきました。
1月26日の早朝、私のスマホに電話をかけてくれたのですが、全く気付きませんでした。
スマホがつながらなければ、家の電話にかけてくれるので、スマホを枕元に置いていなかったのです。
前回のブログをお読みいただくとわかるのですが、26日は大きなイベントがあり、バタバタしていて私用
スマホのチェックを怠っていました。
イベントが終了したのちにチェックしたら、父がコロナ陽性であるとの連絡が来ていて、父から着信が
あったことが判明。
コロナの症状はないとのことなので、「また電話をすればいい」と気持ちを落ち着けました。
しかし、その2日後に旅立ってしまった父と私に「また」はありませんでした。
病院から持ち帰った父のガラケーの発信履歴を見たら、最後に「とよ子」とありました。
お互いに最後とは思わないで話をしたかも、いえいえ、最後に伝えたいことがあったのかもしれない。
電話をしている父の姿を想像すると息苦しくなってきます。
「また」や「あとで」は、亡くなってしまったらないのだと思い知りました。
介護セミナーで、「親を看取ったあとは、どんな介護をしていても必ず後悔するようです」と話していました。
そのことを、父は身をもって教えてくれたのかもしれません。
みなさん、親御さんと話せる時間は短いかもしれませんよ。
今のうちに一杯話してくださいね。
つのちゃん
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