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【セミナーレポート】2024年6月13日開催 wiwiwL!VE「ファミリーパートナーシップに活かすコーチング」


 

wiwiw(ウィウィ)が提供する「キャリアと育児の両立支援プログラム」(以下、プログラム)では、ご利用企業の育児休業者様を対象に、両立に役立つオンライン配信セミナー「wiwiwL!VE」を提供しています。

 

6月のwiwiwL!VEでは「ファミリーパートナーシップに活かすコーチング」を開催しました。育休者58名、人事担当者などオブザーブ45名 計103名、と多くの皆様にお申込みいただきました。

 

セミナー実施後のアンケートでは、回答された方の96%以上の方が非常に役に立った、役に立ったと大変満足度の高い結果となりました。ご回答いただいた皆様、ありがとうございました。

 

 

 

本blogでは参加者様の感想やセミナーの様子をご紹介します。

■セミナー参加者様の声(一部抜粋)

  • 仕事と育児の両立に悩む社員への支援するポイントのヒントに繋がった。
  • 夫婦間だけでなく、職場でも活かせるもので勉強になった。
  • 育休から復職したばかりで、夫や子どもとの接し方で悩みがあったが、他の参加者も同じ思いを抱えながら仕事と家庭の両立をしており、みんな悩んでいることがあると気付き、気持ちが楽になった
  • 具体例をあげながら講義していただけたので、イメージしやすく、すぐに実践してみたいと思った。
  • パートナーとの対話にすごく参考になると思った。
  • Q&Aの時間が多く確保されており、受講者それぞれの困っていることへの具体的なアドバイスを受けることができて有意義だと思った。
  • 子育て、仕事の両方に役立つコーチングの方法を学ぶことができた。

 

■セミナー概要

 

 

 

<講師>

平松 容見子 氏(株式会社wiwiwセミナー講師/NPO法人ハートフルコミュニケーション 副理事)

 

<セミナー内容>

1.両立に欠かせないパートナーシップ

2.あなたが望むパートナーシップとは? ~それを実現するために大切なこと~

3.コーチング的対話のポイント

①承認 「相手を受け止めて認める」

②リフレーミング 「捉え方を変える」

③伝える 「自分の考え、気持ちを伝える」

④聴く 「相手の考え、気持ちを知る」

4.【番外編】 子育てや職場で活かすコーチング

5.Q&A ~こんな時どうする?~

 

子育てと仕事の両立には、パートナーとの協働体制や上司など周囲のアドバイスやサポートを得られる体制づくりが重要です。こうした体制づくりには、周囲とwin-winのコミュニケーションを行い、より良いパートナーシップを築く必要があります。今回のセミナーでは、特に夫婦間におけるパートナーシップを構築する際に活かすことができるコーチングについて平松講師にお話いただきました。

・相手のできているところを見る目を持ち(承認)、

・否定的なフレームから、肯定的なフレームへと変え(リフレーミング)、

・私(I)メッセージを相手に伝え(伝える)、

・相手の話したいこと、伝えたいことを受容的・共感的な態度で聴く(聴く)

という4つのポイントを押さえながら、具体的な対話例を用いて実践しました。家庭で身につけたコミュニケーションスキルは仕事にも活用できます。上司や後輩など職場での対話例もご紹介し、様々な相手とのコミュニケーションについて学ぶことができました。

 

 

産休・育休中のパパ・ママの質問に対する回答

 

Q.子育ての方針のすり合わせが難しいのですが、どのような形でコミュニケーションを取れば良いでしょうか?

A.子育ての価値観というのは、その人が育てられた環境にすごく影響を受けますよね。どちらにも良いポイントがあると思います。夫婦でどのパーツを組み合わせてどんな子育てをしていくのかという良い要素が揃っていると思うといいのかもしれません。お互いにどういう子育てをしたいかという軸が早いタイミングで見えていると迷いが減ると思います。「あなたのそのやり方で良かったと思っていることは何なのか」「私のやり方のここは外せないと思っている」などお互いの違いを楽しみ、パズル合わせみたいな話し合いをしてみるのはいかがでしょうか。

 

Q.上司が子育てと仕事の両立に理解があり気を遣ってくれる方なのですが、その分キャリアアップのチャンスが減ってしまうのではないかと不安です。かといって出産前と同じレベルで仕事をする自信もないため、誰かにフォローしてもらう必要があるのも事実です。その場合の上司や同僚への伝え方についてアドバイスをいただきたいです。

A.コミュニケーション不足でお互いの力を引き出し合えないというお悩みは、現場でよく話を聞きます。まずは、この機会によく「自分が中長期的にどういう働き方をしたいか」「どんなキャリアを積みたいか」を考えてみてください。そのビジョンと今の状況を上司に伝えて一緒に考えてみることが大切です。そうすることで、上司にとってもチームの働き方を考える良い材料になり、皆さんの後輩の役に立つので、罪悪感や引け目は感じなくてよいと思います。

 

Q.食事やお風呂の時間で、子どもたちがしていることを中断させる時に、命令口調になってしまっていました。コーチングをどのように活用できますか?

A.「今、何時かな?」や「次のCMが始まる頃にはそろそろ晩ごはんの時間だけど、その前にやらなければいけないことがあったかな?」などと声をかけて、子どもと対話をするとよいです。なぜその時間にやらなければいけないかをわかるように話すことで、食事の時間だ、お風呂の時間だな、と子ども自身で考えて、自分で時間をマネジメントしていくことが少しずつ理解できるようになります。

 

おわりに

 

いかがだったでしょうか?

「コーチング」は、パートナーだけではなく、子育てや復職後のコミュニケーションにも活かせることが、よくお分かりいただけたのではないでしょうか。

セミナーの内容についてもっと知りたい方は、過去のセミナーレポートをご覧ください。

 

■書籍のご案内

 

平松講師にコーチングを学ぶ際におすすめの参考図書(入門編)を教えていただきましたのでご紹介いたします。


子育てコーチング

◆『子どもの心のコーチング』 菅原裕子著 (PHP文庫)

◆『子どもの心のコーチング【しつけ編】」』 同上

コーチング全般

◆『この1冊ですべてわかる 新版 コーチングの基本』 鈴木義幸監修(日本実業出版社)

◆『コーチング入門〈第2版〉』 本間正人・松瀬理保 (日経文庫)


 

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■次回セミナーのご案内

 

【キャリアと育児の両立支援プログラム ユーザの皆様へ】

次回のwiwiwL!VEは8/22(木)10:30 – 12:00「自分軸を作り、しなやかに生きる​」を開催いたします。ぜひマイページよりお申込みください。

 

  • 自分のライフキャリアチャートから、思考のくせを知る
  • 反省と自己否定の違いを知る
  • レジリエンスの鍛え方を知る
  • 強みを知り、開発する

 

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【企業担当者様へ】

wiwiwは今後も、女性活躍推進、働き方改革に取り組む皆さまのお役に立てるよう、各種サービスを開発・提供してまいります。本プログラムにご興味をもたれたご担当者様は、どうぞお気軽に弊社窓口までお問合せください。

 

 

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