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便利になった日本の食事


wiwiw介護アドバイザーの角田です。

 

O157、怖いですね。埼玉・群馬両県で販売された総菜を食べた人が腸出血性大腸菌O157に感染し、3歳の女児が死亡したというニュースはショックでした。

 

すぐに食べられる総菜は、働きながら介護している人にとって大変便利なものです。店員に量り売りをしてもらったり、パック入りのものを買ったりすることが多いですが、問題が起きたお店は、ポテトサラダも購入者自らがトングを使って容器に盛り付けていました。未だに感染源が特定できていないようですが、今後のためにもはっきりさせてほしいと思います。

 

ところで、皆さんは、「外食(がいしょく)・中食(なかしょく)・内食(ないしょく・うちしょく)」という言葉をご存知ですか。

 

外食は、レストランやファーストフード店に出かけて行って店内で食事をすることです。内食は、本人や家族が家で、肉・魚・穀類・野菜等の素材から調理したものを食べることです。

 

中食という言葉は馴染みがないかもしれません。

カタカナ言葉では、

  • テイクアウト(弁当・調理済み食品・総菜を店で買って家に持ち帰って食べる)
  • デリバリー(ピザ・中華・寿司等を家に配達してもらって食べる。出前、配食弁当)
  • ケータリング(調理スタッフに家に来てもらい、調理や盛り付けをしてもらったものを食べる。あるいは、調理済みのものを家に運んでもらい、スタッフに配膳してもらって食べる。スタッフが後片付けまでしてくれることが多い)

の3つに分類できる食事形態です。

 

ケータリングは、パーティーをするのでレストランのシェフを家に呼ぶというイメージですが、ホームヘルパーに調理を頼むというのも、ある意味ケータリングではないかと思っています。

「ヘルパーの世話にはなりたくない」という親御さんに、「調理をしてくれるプロに来てもらえばいい」とすすめてみたらいかがでしょうか。介護保険サービスを、世の中のサービスに当てはめて考えると視界が広がる気がします。

 

1人暮らしの父は、夕食に高齢者向けの配食弁当を取っています。かかりつけ医に低栄養にならないようにとすすめられました。おかずだけのものが気に入ったそうで、ご飯は無洗米を自分で炊いています。朝・昼用の食材はスーパーに買いに行ったり、生協に注文して宅配してもらったりしています。レトルト食品や冷凍食品、混ぜればプロの味になる調味料等便利なものを使っているので、「料理は簡単だ」と申しております。

 

これからの日本の食事は、調理に時間がかけられない人が増えて、中食と内食の境がますます曖昧になっていくのではないでしょうか。

 

食欲の秋、ご自分の食事に関心を持つとともに、親御さんの食事に思いをはせてみませんか。

 

 

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つのちゃん

介護家族のご相談をたくさん受けてきて、いろいろ学ばせていただきました。それを皆さんにお返ししたいなと思っています。

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