導入事例

第2回 住友林業アーキテクノ様

住友林業アーキテクノ様

wiwiwを積極的に活用いただいている住友林業アーキテクノ様に、
その活用方法や工夫されている点などについて、総務部 課長代理の
小川 利恵様よりお話を伺いました。

-----御社は2006年にwiwiwを導入いただいておりますが、そのきっかけはどういったことだったのでしょうか?

住友林業本体が実施した、グループ会社向けのwiwiw説明会があり、その時に当時の担当者が関心を持ち、導入しています。
今でこそ、育児休業者は常時10名程度いるものの、当時は平均年齢30歳ほどの若い会社だったため、育休者は1人もおらず、会社としても仕事と家庭の両立支援に対する認識が全くない状態でした。そのような状況でしたが、wiwiwのサービスに共感し、今後きっと役に立つ時が来るであろうと導入をいたしました。

----導入当初からwiwiwを高く評価してくださっていたとは、非常にありがたいです!
弊社としてもより一層ご満足いただけるサービスにしていかねばと気合が入ります。
現在は9名が育児休業中でその全員がwiwiwをご利用されているとのことですが、実際にどのように活用されていらっしゃるのか大変興味があります。
まず、wiwiwは対象者にどのタイミングでどのようにご案内されているのでしょうか?

弊社では、A3版の育休ハンドブックを独自に作っております。各種制度や手続きに関することなどを載せており、その中でwiwiwのことも盛り込んでいます。
このハンドブックを、会社に妊娠の報告があった際お渡しし、後日個別に面談の場を設けて説明をしています。弊社は本社以外に、東海、西日本、近畿など、全国に支社があるのですが、名古屋であろうと広島であろうと、必ず本社の総務担当者が丸一日その社員のために時間をとり、自ら出向いて直接説明しています。
この一手間が社員にはとても喜ばれ、遠方の支社まで行った時などはお腹の大きな社員がわざわざエレベーターの前で待っていてくれたり、体調が悪いのにその面談の日だけは無理して出社してくれたり。こちらとしても温かい気持ちになります。
面談では、1時間半ほどじっくり時間をかけて育休中でも仲間がいることを伝え、かつオンライン講座でスキルアップもできることをお話しています。また、事前に必要書類を郵送する際にも、ポストイットに「おめでとう!」と一言書き、キティちゃんのかわいい切手を貼って送っています。皆さんからは「嬉しい!」と言っていただき、とても喜ばれています。

----きめ細やかな心配りがとても素晴らしいですね!風通しがよく、社員を大切にしている会社だと以前おっしゃっていた意味がこういった面からもとてもよく理解できます。

ありがとうございます。弊社は社員を「人財」と考えているので、経営層も、社員を手放すことなくずっと大事にしていこうという意識が強いんです。

----ここまで会社に良くしてもらえると、復帰しても頑張ろうと思えますし、戻る場所があるんだという安心感にもつながりますよね。

育休中に会社とつながる場所としてご提供している企業専用掲示板はどのようにお使いいただいていますか?

会社からは月に1回書き込みをしています。制度改定や組織変更、「総務部通知」や社内報などをアップしています。こういった情報を載せることによって、復帰したときに会社がどうなっているのか想像できますからね。ただし、セキュリティ上、個人情報に関わる内容は一切載せていません。
また、育児休業者からも月に1~2回書き込みがあります。話題は様々で、育児中ならではのママの病気のこと、「こんなことしました!」といった日常のこと、「職場復帰します!」といったことなど、皆さん思い思いのことを書き込んでおり、ママさん同士で盛り上がっています。

----最初からこんなに活性化していたんですか?

いえいえ、最初は閑古鳥が鳴いていました。しかし、2年ほど前から、現在育休中の総務担当者が中心となり、せっかくあるwiwiwをもっと活用して、育休者の環境をより良くしていこうということになり、その担当者から積極的に掲示板に情報発信するようになりました。今では、自身が育休中ということもあり、ユーザーとして書き込みを牽引しています。また、個別面談の際にも、「先輩ママたちが既に利用中なので、わからないことがあればぜひ聞いてみてくださいね」とお伝えしています。実際に「同じ立場の仲間がいて、会社ともつながっているという安心感が嬉しかった」「wiwiwが復帰の後押しになった」などという声が上がっています。

----上司との情報交換メールに関してはいかがですか?

弊社では、必ず女性管理職に上司として登録してもらうようにしています。女性同士のほうがざっくばらんにやり取りしやすいだろうとの会社からの配慮に基づいています。直属の上司が男性の場合は、ご本人に上司として設定してほしい女性管理職を指名してもらっています。その上で、個別面談のあと、30分ほど時間をかけて、上司となる女性管理職にも当社がwiwiwを導入している背景、上司として会社から何を期待しているか、などのメッセージと合わせて、情報交換メールの趣旨、仕組み等をじっくりご説明しています。もちろん、男性上司でもコミュニケーションが取れるし話しやすいので・・と設定してくる方もいます。

----上司との情報交換メールも非常に丁寧にご対応くださっているんですね!ありがとうございます。
先ほど少しお話が出ましたが、オンライン講座のご利用状況はいかがですか?

「職場復帰講座」「きれいママ講座」「ダイエット講座」「料理講座」の4講座は復帰するまでに受講するよう伝えています。会社がお金を出している以上、最大限有効活用してほしいですからね。そこで、ただ単に「受講してください」だけではなく、きちんとそれぞれの講座の特徴も説明しています。たとえば、「職場復帰講座」は保育園の探し方やワーキングマザーの心得など、職場復帰に向けての実践的なノウハウが満載なので不安が解消されますよ、とか、「料理講座」は大人用の献立から離乳食をうまく取り分けるメニューがたくさん紹介されていて便利ですよ、など、受講してもらえるような一言も添えています。
ExcelやPower PointなどのOffice系の講座の受講をしている方もいます。こういった講座はきちんと学習すると相当知識になるので、ぜひ積極活用してほしいと思っています。

----それでは最後に、今後、wiwiwを更にどのように活用していきたいですか?

オンライン講座の利用率にはまだまだ課題が残っているので、もっとたくさん受講してもらってスキルや能力を磨くことで、パワーアップして復帰してきてほしいと思っています。特にビジネススキル等の講座は普段なかなか学習する機会がないので、この機会にどんどん受講してほしいですね。

----オンライン講座に関しては、更に受講率が上がるよう、弊社としても様々な仕掛けを検討していきたいと考えております。

本日はとても貴重なお話をたくさんお聞かせいただき、ありがとうございました。これからもぜひ積極的に活用くださいね。引き続きwiwiwをよろしくお願いいたします!

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