日本塗装工業会が女性活躍推進で全国ブロックを行脚 長岡にて９月13日開催のけんせつ女子ビューティーセミナーで「女性活躍推進セミナー」を提供

2024年9月13日開催の日本塗装工業会主催「仕事を楽しみ輝こう！けんせつ女子ビューティーセミナー」に当社コンサルタント深田絵里が登壇しました。セミナーには41名の女性が参加し、建設業における女性活躍推進について考え、グループで意見交換を行いました。

意見交換では、「“女性活躍”とか“○○女子”とかうんざりしている」「気を遣わないでくれる方がやり易い」「初の女性職人として入社したが、受け入れ側に戸惑いがある」「自分自身が最年少。昼時になるとお茶くみをしている」など、ご自身を取り巻く環境やそれに対する思いを語ってくださいました。

パネルディスカッションでは、新潟県土木部都市局都市整備課 課長　瀬戸 民枝 氏と株式会社 山崎塗装店 常務取締役　野崎 智恵子 氏をお招きし、お話を伺いました。

会場からの声に応えるように、

瀬戸氏：「実際には女性というだけで、男性と同じような機会を与えてもらえないことがある。遠慮して一歩踏み出せない女性もいる。そんな女性たちのために、時には背中を押してあげるような取り組みも必要である。」

野崎氏：「私自身も別の勤務地でお茶くみ制度を目の当たりにして驚いた。社長の了承を得たうえで、お茶はご自身で入れていただくように張り紙を作り、お茶くみ制度を廃止したことがある。」

と話してくださいました。

また、学びの経験について、

野崎氏：「元々は工場勤務だったが、子供が小学校高学年になった頃、次のキャリアステージに進むためにテクノスクールに通って、簿記、パソコンスキルを身に着け、塗装店の事務職に転職した。気付けば約30年。今は会社経営に関する業務全般を担っている。」

瀬戸氏：「私は土木技師と入庁したが、当時はまだ土木屋に女性は少なく、担当者として一人前に見てもらえないことがあった。私は技術屋なんだ、土木屋なんだということを自分自身で確かめたく、毎朝4時に起きてコツコツ勉強し、35歳の時に技術士の建設を、45歳の時に総合監理の資格を取得した。育児をしながらなので、勉強できるのは朝しかなかった。」

と、語ってくださいました。

最後にお二方よりメッセージをいただきました。

瀬戸氏：「若いころ“女性が社会で働き続けてキャリアを積んでいくことは大切だ”と言われたことがあったが、今になって身に染みてそう思う。そのためには家庭の理解も大事。色んな人を巻き込みながら、社会に関わっていってほしい。」

野崎氏：「男性も女性も心身共に健康でいることが何よりも一番大事。皆さんには“これでいいんだ”と自信を持ってほしい。」

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本セミナーを通し、一人ひとりが“女性活躍”について考えるきっかけとなり、多様な意見・価値観に触れ、自分自身のキャリアに目を向ける機会となったのではないかと思います。

「けんせつ女子ビューティーセミナー」は、建設業界に在籍する女性の活躍を応援することで、女性が活躍できるフィールドを広げ、業界全体の活性化を目指したい、という日本塗装工業会様の思いで企画、開催しています。愛媛県でのセミナーを皮切りに8拠点で開催され、2024年度も全国10拠点開催に向けてセミナーを実施します。当社はこれからも、日本塗装工業会様のお取り組み、建設業での女性の活躍を支援してまいります。

＝＝＝＝　実施概要　　＝＝＝＝

■開催日：2024年9月13日（金）12：30～16：00

■場所：長岡造形大学（新潟県長岡市千秋4丁目197）

■対象：建設業界で働く女性、建設関連の学校に通うまたは、建設業界に興味関心のある女子学生

■参加費：無料