標準学習時間:約60分
講座概要
男性の育児休業取得を推進する取り組みは、国の後押しや法改正により加速を続けています。しかし、多くの企業・団体が取得推進に取り組む一方で、現場では組織全体の風土づくりへの上司の理解が追いついていない面もあります。
本講座では、男性の育児休業取得を推進する上でのキーパーソンである管理職を対象に、男性の育児休業取得推進を「従業員のエンゲージメント向上」と「職場のパフォーマンス向上」、ひいては「企業の価値創造と持続的成長」につながる取り組みとして位置付け、推進にあたって管理職が理解しておくべきポイントを凝縮して学びます。「なぜ男性の育児休業取得を推進するのかわからない」「自分は取得していないから制度のことがわからない」「具体的に何をすればいいのかわからない」といったよくある悩みに対応した構成になっており、推進の背景とメリット、制度と取得の流れを理解し、日々のマネジメントで活かせるポイントを身につけます。
ポイントを凝縮した講座を受講して、最後に今後に向けた行動宣言を行うことで、意識と行動の変容を促します。あわせて、男性の育児休業取得を推進していく上でのハードルや、勤務先に求めることを尋ねることで、現場の声を知り、企業としての取り組みに活かしていくことも可能です。
集合型の管理職研修の代替や、男性の育児休業取得について学ぶ他講座のステップアップ講座としてもぜひご検討ください。
<特長>
○育児休業の取得率だけでなく“質”にも着目し、休業期間を「ただの休み」で終わらせないためのポイントを学ぶ。
○男性の育児休業取得推進を、従業員のエンゲージメントと組織のパフォーマンスの向上につなげる。
○社会の価値観の変化をふまえて、部下一人ひとりの価値観や大切なものを理解し支援できるよう促す。
○2022年4月~2023年4月に施行された法改正に対応し、新制度や企業の義務について解説する。
○育休前~育休中~育休後のフェーズごとに、当事者の状況と対応のポイントを学ぶ。
○管理職の役割を「職場環境の整備」、「公正な評価」、「育休取得者への働きかけ」の3つに整理し、それぞれのポイントを学ぶ。
○アンコンシャス・バイアスの影響を学び、ハラスメントへの留意を促す。
○セルフチェックの回答や行動宣言のワークを通じて、受講者の気づきと行動を促す。
○男性の育休取得の推進やマネジメントにおけるハードル、勤務先に求める支援内容など、管理職が現場で感じているニーズを知ることができる。
学習目標
(1)男性の育児休業取得を推進する背景とメリットを理解する
(2)育児休業に関する制度と取得の流れを把握する
(3)男性の育児休業取得を推進するマネジメントのポイントを理解する
目次
- はじめに
- 男性の育児休業取得推進~セルフチェック
- レッスン1 男性の育休取得を推進する背景とメリット
- レッスン2-1 育児休業制度と取得の流れ (1)育児休業制度について
- レッスン2-2 育児休業制度と取得の流れ (2)取得の流れ
- 確認テスト1
- レッスン3-0 男性の育休取得を推進するマネジメント ~管理職の3つの役割~
- レッスン3-1 男性の育休取得を推進するマネジメント (1)職場環境の整備
- レッスン3-2 男性の育休取得を推進するマネジメント (2)公正な評価
- レッスン3-3 男性の育休取得を推進するマネジメント (3)育休取得者への働きかけ
- 確認テスト2
- おわりに ~男性育休取得推進の視座~
- 行動宣言
執筆・監修
講座制作者
株式会社wiwiw
備考
受講者の声
・育休を取得する年齢は過ぎているが、今後若い部下に対して制度の存在・利用の促進に努めたい。
・細かな単元とチェックテストにより集中して取り組めました。
・時間や説明資料も丁度良かった。