セミナー概要
多様な人材で構成される職場は、ハラスメントが発生しやすい環境ともいえます。ハラスメントは、被害者の精神的苦痛はもちろんのこと、職場全体の生産性や意欲の低下、人材の流出、さらには企業イメージの悪化と、経営上の重大なリスクにもなり得ます。本研修では、ダイバーシティ時代のリスク対策として、経営層、職場の管理者はハラスメントの問題を認識し、防止に取り組むために必要な知識やスキルを習得します。相談窓口担当者は、ハラスメントの相談対応の心構えや留意点、知識やスキルを習得します。
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学習目標
①経営層対象
・自身が加害者・被害者にならないためのポイントを学ぶ
・ハラスメント事案発生時のマネジメントを学ぶ
・ハラスメントのない組織体制について学ぶ
②職場の管理者対象
・自身が加害者・被害者にならないためのポイントを学ぶ
・ハラスメント事案発生時の対処方法を学ぶ
・ハラスメントのない職場環境づくりにおける管理職の役割と行動を学ぶ
③相談窓口担当者対象
・相談対応の際の心構えと留意点を再確認する
・時代に即したハラスメントの知識を身につける
・自信を持って相談対応ができるようになる -
対象
①経営層(社長、副社長、執行役員等)
②職場の管理者、リーダー
③相談窓口の運用責任者(管理職)と実際に相談を受ける窓口担当者 -
セミナー時間
①1時間30分
②・③2時間 -
セミナーの特長
ハラスメントの知識習得だけでなく、ハラスメント事案発生時の対処方法についても学びます。
(②はワーク、③はロールプレイを含めています)
プログラム
プログラム内容 | |
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①経営層対象 | |
1.ハラスメントの基礎知識 | ・ハラスメントの種類 ・男女雇用機会均等法、労働契約法、民法 |
2.裁判例の紹介 | |
3.ハラスメント事案発生時のマネジメント | ・ハラスメント発見時の対応方法 ・内部通報体制の整備、運用 |
②職場の管理者対象 | |
1.現状の認識 【個人ワーク】 |
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2.ハラスメントの基礎知識 | ・ハラスメントとは ・問題解決時の管理職の役割(キーパーソン) |
3.裁判例の紹介 【グループワーク】 |
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4.ハラスメント事案発生時のマネジメント | ・管理職による初期対応の重要性 ・管理職の果たすべき役割 |
③相談窓口担当者対象 | |
1.ハラスメントの最新動向 | |
2.相談対応の重要性 | |
3.被害者ヒアリング、行為者ヒアリング 【ロールプレイ】 |
講師
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①経営層対象
- 江黒 早那香
- 経歴
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シティユーワ法律事務所 弁護士
主な専門は、アジア案件、知的財産、当局対応等。
ほか、行政出向中に経済成長戦略の人材戦略を担当。
企業の内部通報窓口として内部通報案件に対応しており、企業のコンプライアンス体制整備に関与している。
コンプライアンス、ハラスメント事案の調査対応の経験も多く有している。