標準学習時間:25分
講座概要
男性従業員の育児休業取得を推進していくためには、男性従業員本人の意識変革だけでなく、上司や同僚の理解を促し、職場の風土づくりに取り組むことが必要です。
この「職場で取り組む!男性の育児休業」シリーズでは、男性従業員の育児休業取得を組織全体で取り組むべき課題と捉え、全従業員を対象に男性の育児休業取得に関するポイントを学びます。取得にあたり必要な知識を学ぶとともに、ケーススタディを通じて本人、同僚、上司それぞれの立場への想像と理解を促します。男性が育児休業を取得する際にハードルとなる、本人の意識や知識不足、上司や同僚の理解不足など職場風土の課題を解決し、男性従業員が育児休業を取得しやすい職場づくりをサポートします。
また、2022年4月~2023年4月施行の育児・介護休業法の改正により、女性も男性もより柔軟に休業を取得できるようになりました。企業に対しても、育児休業を取得しやすい環境整備や、取得に向けた個別の働きかけが義務化され、さらに従業員数1,000名以上の企業では育休の取得状況の公表も求められています。法改正により育児休業のあり方が大きく変わろうとする今、制度の内容を含むポイントを知ることは、男性従業員本人だけでなく、職場で対応する上司・同僚にとっても重要です。
本講座はシリーズ講座の1講座目として、男性従業員がこれから育休を取得する場合について取り上げます。取り組みの背景やメリット、制度の基礎知識などを伝え、育児休業の取得を検討しはじめた男性のケースを通して、本人、同僚、上司それぞれのポイントを学びます。
2022年11月22日の改訂により、法改正後の制度内容にも完全対応しています。
学習目標
(1) 男性の育休取得を推進する背景を理解する
(2) 制度の基本や使い方、メリットを知り、男性の育休取得を前向きに捉えられるようになる
(3) 本人、同僚、上司それぞれの相互理解を深め、自身の立場における適切な対応方法を学ぶ
(4) 育休取得前の時期について、上司のマネジメントのポイントや、同僚の立場での支援のポイントについて学ぶ
(5) 男性も気兼ねなく育休を取得し、それを理解し受け入れられる職場風土を醸成する
目次
- ・はじめに
- ・第1章 男性が育児休業を取得する背景とメリット
- ・第2章 ケーススタディ:これから育休を取る場合
- ・おわりに
- ・確認テスト
- ・セルフチェック
執筆・監修
講座制作者
株式会社wiwiw
備考
※本講座は、2022年4月~2023年4月施行の育児・介護休業法の改正後の制度に対応した内容となっています。さらに法改正のポイントに関する詳細な解説を追加した「職場で取り組む!男性の育児休業(1) これから育休を取得する場合【法改正ポイントつき】」もあわせてご検討ください。
関連コース:
受講者の声
・男性育休の基礎知識と、本人や職場に必要な意識やアクションについて、わかりやすく学ぶことができた。
・それぞれの立場になって考えることが大切だと学んだ。どの立場になる可能性もあるので、どんな状況になっても相手を思いやる気持ちを忘れないようにしたい。
・男性育休の推進には、性別による役割分担意識を改善することが必要だとわかった。
・男性の育休が2回取得できる場合があることを知れてよかった。