標準学習時間:35分(うち10分が法改正のポイント解説)
講座概要
男性従業員の育児休業取得を推進していくためには、男性従業員本人の意識変革だけでなく、上司や同僚の理解を促し、職場の風土づくりに取り組むことが必要です。
この「職場で取り組む!男性の育児休業」シリーズでは、男性従業員の育児休業取得を組織全体で取り組むべき課題と捉え、全従業員を対象に男性の育児休業取得に関するポイントを学びます。取得にあたり必要な知識を学ぶとともに、ケーススタディを通じて本人、同僚、上司それぞれの立場への想像と理解を促します。男性が育児休業を取得する際にハードルとなる、本人の意識や知識不足、上司や同僚の理解不足など職場風土の課題を解決し、男性従業員が育児休業を取得しやすい職場づくりをサポートします。
また、2022年4月~2023年4月施行の育児・介護休業法の改正により、女性も男性もより柔軟に休業を取得できるようになりました。企業に対しても、育児休業を取得しやすい環境整備や、取得に向けた個別の働きかけが義務化され、さらに従業員数1,000名以上の企業では育休の取得状況の公表も求められています。法改正により育児休業のあり方が大きく変わろうとする今、制度の内容を含むポイントを知ることは、男性従業員本人だけでなく、職場で対応する上司・同僚にとっても重要です。
本講座はシリーズ講座の1講座目として、男性従業員がこれから育休を取得する場合について取り上げます。取り組みの背景やメリット、制度の基礎知識などを伝え、育児休業の取得を検討しはじめた男性のケースを通して、本人、同僚、上司それぞれのポイントを学びます。
2022年11月22日の改訂により、法改正後の制度内容にも完全対応しています。
そして、この【法改正ポイントつき】講座では、2022年4月~2023年4月に施行される育児・介護休業法の改正のポイントについて追加で解説することで、さらに制度への理解を深め、適切に対応できるよう促します。
※法改正ポイント解説動画「男性育休にかかわる法改正のポイント」の概要
・男性育休にかかわる国の取り組み
・法改正の概要(施行は 3段階)
・2022年 4月の法改正のポイント
・2022年 10月の法改正のポイント
・改正後の休業取得方法の例
学習目標
(1) 男性の育休取得を推進する背景を理解する
(2) 制度の基本や使い方、メリットを知り、男性の育休取得を前向きに捉えられるようになる
(3) 本人、同僚、上司それぞれの相互理解を深め、自身の立場における適切な対応方法を学ぶ
(4) 育休取得前の時期について、上司のマネジメントのポイントや、同僚の立場での支援のポイントについて学ぶ
(5) 男性も気兼ねなく育休を取得し、それを理解し受け入れられる職場風土を醸成する
(6) 法改正のポイントを理解することで、当事者が適切に制度を利用し、周囲が当時者を適切に支援できるようになる
目次
- ・はじめに
- ・第1章 男性が育児休業を取得する背景とメリット
- ・第2章 ケーススタディ:これから育休を取る場合
- ・おわりに(ここまでのまとめ)
- ・【男性育休にかかわる法改正のポイント】※PDF資料あり
- ・確認テスト
- ・セルフチェック
執筆・監修
執筆:三輪 英子(株式会社wiwiw セミナー講師)、株式会社wiwiw
講座制作者
株式会社wiwiw
備考
※本講義は、「職場で取り組む!男性の育児休業(1) これから育休を取得する場合」をもとに、2022年4月~2023年4月施行の育児・介護休業法の改正のポイント解説動画およびPDF資料を追加したものです。
関連コース:
受講者の声
・年齢的、現状的に育児休暇を取得する立場ではないが、部下や同僚の相談相手になれるよう制度理解を深め、また、自身が休業となる場合の制度も理解したい。
・男性も育児休業を取得できる事、そしてそれが推奨されている事を知った。部下から気兼ねなく申請してもらえる様な体制を構築したい。
・会社、職場を含む周りの理解が重要であって、取得しやすい環境や言動が必要であると感じましたので、実際に職場であった場合には、温かい気持ちで接していきたい。
・男女平等、社会が変化していくことを心から歓迎したいし、自分も前向きな姿勢であり続けたい。
・取得する本人だけでなく職場みんなで理解して取得いやすい環境づくりをすることが必要だと思いました。様々な事情を抱えながら勤務している人がいて、それぞれが困った時にはあたりまえにサポートする風土づくりをしていこうと思います。
・休職するのはどのような理由であれ誰しも経験しうることだと思うので、お互い認め合い仕事に取り組んでいきたい。
・育休を取得しやすい制度が新設されていることを学んだ。育児世代を応援する気持ちを持ち、育休を取得する方が取得しやすい雰囲気づくりをしていきたい。
・育休取得があたりまえのことになるように自分のできるところから実施していきたい
・産後の妻の大変さを思い出した。周囲で育休等を取得する人・したい人がいれば協力したい。
・自身の視点だけでなく、様々な視点で事象を見ることが、他の業務においても重要だと思うので、その視野の持ち方を職場で展開していくことに活かしたい。
・自分は子育ての経験がなく、これからも無いので、理解できていないことが多いと感じました。この研修を通じて出産後の大変さを学びました。
子育てな無くても、今度、介護などで自分も休暇を取得する場面が出てくる可能性はあるので、助け合いの心が社員全員に芽生えれば良いことだと思いました。
このような研修は定期的に行ったほうがより理解が深まると思います。