セミナー概要
仕事と治療の両立を支援するためには、「①予防」→「②準備」→「③認知(罹患判明)」→「④治療」→「⑤復職」のフェーズ毎での取り組みが必要です。
本研修では③~⑤のフェーズにおいてどのようなことが起こるのかイメージを持っていただいたうえで、両立/両立支援にあたって必要なポイントをお伝えします。
-
学習目標
・病気に罹患するとどのような問題や悩みが起きるのかを理解し、治療と仕事の両立について自分事としてイメージできるようになる
・職場の同僚や自分の家族が病気に罹患した場合の「かかわり方」について理解し、実践できるようになる -
対象
従業員・管理職
-
セミナー時間
90分
-
セミナーの特長
治療と仕事の両立支援にあたっての基礎知識はeラーニングで事前学習をするとより効果的です。
プログラム
プログラム内容 | |
---|---|
1.治療と仕事の両立のポイント ・治療と仕事の両立が必要な背景 ・治療と仕事の両立におけるフェーズ |
|
2.講師の体験談 | |
3.実践ワーク ・Session1:自分自身が罹患した場合を考える ・Session2:家族や同僚が罹患した場合を考える |
|
4.まとめ |
講師
-
- 花木 裕介
- 一般社団法人がんチャレンジャー 代表理事
がん罹患者に関わる方専門の産業カウンセラー。両立支援コーディネーター。
- 専門領域
- 治療と仕事の両立/がん罹患者とのかかわり方
- 経歴
-
2001年 中央大学文学部社会学科卒業
大学卒業後、主に教育・研修分野((株)コーチ・エィ、(株)NTTデータユニバーシティ、など)にて、教材の編集や研修コンテンツ開発業務等に従事。
2019年 フルタイム勤務の傍ら、一般社団法人がんチャレンジャー設立、代表理事就任。
本研修に参加した目的は「がんを経験された方の声」を初めて聞くことでした。自分自身や親・家族、職場の人・友人等、がんになる可能性は皆あるため、必ず勉強になると考えたからです。
がん等に罹患されている方から相談を受けたときは、まずは「傾聴」することの重要性を本研修で学びました。今後そのような場面があった場合は、その方の立場に立ち、寄り添い・協力すると共に、「不安に思っていることはなんでも言ってください」と、初めに声をかけたいと考えています。
本研修の受講は「自らが罹患した場合」は勿論のこと、「近しい方が罹患した場合」自身はどう向き合うべきかを考えるよい機会となり講師の方、また患者の方々のリアルな体験談等に気づきを得る、有意義な研修でした。いつかどちらかの立場になった際は(なかなか難しいとは思いますが)本体験を思い起こし、落ち着いた対応ができる自分でありたいと思います。貴重なお時間をありがとうございました。
受講者の声
花木講師の実体験により、罹患したときにご家族の支えはもちろんですが、上司や同僚のサポートがとても重要であることを学びました。今回の研修では、自分が罹患したとき仕事を続けるにはどうしたら良いのか、改めて考える良い機会を頂いたと思います。
会社として様々なサポートが受けられるけれど、本人が支援を求めなければ始まらないという言葉が印象に残りました。